あいうえお○

好きなものについて、つらつらと。

【ちはやふる】綾瀬千早

さて。

 記念すべき第1投目です。

何について書こうか最高に悩みましたが、ネタにも鮮度が大事よね、、、

ということで、ただいま管理人の中で一番ホットな話題「ちはやふる」ネタでスタートです。(本当は古株順で別のタイトルから始めようとも思いもしましたが、覚えてないことが多くて断念。)

 

原作1〜5巻まで絶賛借りパクられ中につき、しばらくは各キャラクターについて自分なりに掘り下げて行こうと思います。

 

【綾瀬千早というヒロイン】

 ヒロインという観点から見た千早についてまず最初に思ったことは、

「おぉ、何て色気のないヒロインだ(←失礼)」ということです。

少女漫画の世界において、千早のような『超可愛いけど、残念』な、ちはやふる風にいえば無駄美人設定のヒロインはそんなに珍しくはないのですが、千早はその中でも群を抜いてすごかった(笑)生粋の無駄美人です。

いやいや、褒めてます、褒めてますよ。

千早のそのプラトニックな印象のおかげで、読者は『競技かるた』という馴染みの薄いお題に対して、ある程度頭が追いつくまで、比較的フラットな状態で読み進める事ができたのではないでしょうか。

それ故男女問わず人気が出たという所が、少女漫画でありながらある意味ヒロインらしくない綾瀬千早という主人公の功績だと思います。

この事は、ちはやふるがあくまで「かるた」に比重があり、スパイス的に恋愛が絡んでくるといった構成によるものが大きいですね。

ヒロインの色恋沙汰ありきで進む少女漫画においては、たとえ無駄美人と言われながらも割と序盤から滲み出てくる「超可愛いけど、残念、、、だけどすごく可愛い女の子」な感じ。しかし、千早については先程述べた物語の性質上その『超可愛いけど、残念』のターンがかなりの間続くわけです。

実に17巻にしてようやく少女漫画的ヒロインらしさを身につける千早ですが(←だから失礼)そんな少女漫画らしからぬ恋愛描写の少なさからも、綾瀬千早という人物についてはヒロインというより、やはり良い意味で主人公(ヒーロー)という印象が強かったです。

 

【愛すべきかるたバカ】

  一応公式ジャンル的に少女漫画という事で、何となくヒロイン観点で先に千早を見て見ましたが、綾瀬千早という人物像については 

・まっすぐ・素直・負けず嫌い・熱血、、、とまぁ、後はこんな所でしょうか。

物の見事におおよそ少年漫画の主人公になり得る要素てんこ盛りな、ポジティブ&アグレッシブな奴となっています。

某海賊漫画の主人公的な雰囲気をずっと感じているのですが(私だけ?)愛すべきバカと言いましょうか。自分の信じた道にまっすぐ、ひたすらまっすぐ向かっていける、そんな強さのある人物だと思っています。

 その反面、千早は往々にしてやや(いや、かなり)短絡的であり、細かい事であまり悩む事がありません。ヒロインらしくないと先程書いておりますが、千早が恋愛脳になってしまうと180度物語のベクトルが変わってしまうのでその辺りの感覚の鈍さや、また他者の気持ちの機微を感じにくい所があるようです。

 そこを単に短所と捉えてしまうのは、何というか、千早のアイデンティティに抵触する部分でもありますので非常に難しいのですが、今後の千早の成長という目で見れば、そういった真っ直ぐさ、素直さ故の部分とどう上手く付き合っていくかという事にフォーカスが当たるような気がしないでもないです。うん。全然分からんけど。

将来の夢に『教師』を掲げている辺りでそう思うのかもしれませんね。

今の、ゴリ推しかるた一直線!な猪突猛進系のままでは、向いていないとまでは言いませんが、結構苦労するんじゃないかと思います。まぁ、確実に人気の出るタイプの先生にはなるでしょうが(笑)

さて、逆に千早が感知できないような、そこんとこの仄暗い部分を実に多感に感じとり、苦悩する役割を、メインキャラという立場で一手に引き受けているのが真島太一でしょうか。

カナちゃんが千早と太一を『太陽と月』 と称していますが、その表現はある意味、言い得て妙だと感じました。(それについては太一ターンの記事で後述したいと思います。)そんな役割の中で、長きに渡り千早の超まっすぐキャラが故にバッティングしてしまうテーマを掲げて、水沢かるた部部長として邁進していくのですね。その辺りを考えてみると、何とも健気な奴だなと太一の事を思うのですが、、、

 話が若干それましたが、千早のその良くも悪くも『まっすぐ』な所は、カルタに向かう姿勢にも現れています。

千早のかるたに対する強い強い想いと、まっすぐなその姿勢は、物語を読んでいれば節々で痛いほど伝わってきますが、それは、『かるた』を通して見える『何か』に強烈に憧れ、欲しているからなのかと思います。

その『何か』とは、例えば情熱の源泉である「新」であったり、初めて感じた自分の「才能」であったり、その道を極めた先にある、胸を張って世界一だ!と言える「自分の姿」であったり・・・

幼い千早が出会った、強烈な「夢」というものの存在。

新との出会いによって知った、誰かに乗っかるんじゃない、自分自身のための「夢」。

それをつかみ取るために、千早は時に周りが見えなくなる程に強く、真っ直ぐ真っ直ぐ手を伸ばし続けているのだと思います。

 (♫ありったけの〜夢を〜かき集め〜♫探し物探しに行くのさ〜ONE PIECE

 

時に、人生最大のダークサイドに陥っていた綿谷新氏が、浮上する際に千早をみて「千早、まっすぐなまんまなんやな」と言っていますが、何をおっしゃいますか!彼もまた負けず劣らずの真っ直ぐキャラ(千早程テンションが高くないのでそう見えないけど)なだけに、そんな彼をも唸らせる、かるた!全力!真っ向勝負!な千早の姿にいつも私は脱帽なのであります。

うん。ちはや、好きや。

 

【千早  と  新】

綾瀬千早を語る上で、切っても切り離せない存在なのが「ニコニコめがね」こと綿谷新氏です。上記まで読まれた方は途中「あれ?ここの人ひょっとして、、、」と一瞬思った方もみえるかもしれませんが、当ブログは近年稀に見る華麗なガール・ミーツ・ボーイのもと始まった小学生編を、もはや崇拝に近い感じで念頭に置いていますのでかるたもラブも『あらちはで初まり、あらちはで終わる』というのを大前提としています。

、、、が、太一に対してもちゃんと一定以上の愛情をもって読んでいます。

 

さてさて、本題に入りたいと思いますが。

え〜あの、、、ここまで言っといて何ですが、実はこちらは別記事でちゃんとしたのを書きたいと思っているので、ここではこんなかんじでふわっとフェードアウトといたします(笑)なんというか、最初の記事だし、どっかで『ちはやふる』におけるこのブログの基本方針的なものを表明しておこうかなと思っただけの章でございます(←の割には後の方にもってくるとゆー分かりにくさ)

 

ともあれ、「千早と新」もとい「新と太一」や「太一と千早」については、語ることも多い話題でありますので、またどこかでしっかりと所感を垂れ流す次第であります。

 

【まとめ】

さて、第1投目ということでなかなかどうして文章がまとまらず、書き上げるのにえらい時間がかかったこの記事ですが、綾瀬千早について色々と垂れ流させていただきました。

冒頭、千早はヒロインらしくないと申しておりましたが、その恋愛描写の少なさとたまに描かれる貴重さが故に、現段階で千早の恋は少しずつ少しずつですが、とても丁寧に描かれていると感じます。

 

恋は女の子の「可愛らしさ」の根源ですね。ちはやふるでも、百人一首を通してその気持ちは昔も今も変わらない、と言っています。

 

33巻ラストの千早、全千早史上最高に可愛らしい表情に思えました。

あんな艶っぽい表情ができるようになったのね、と、この記事を書きながら感慨深いなと色々思い出してしまいました。

 

・・・・と、前半の男前っぷりイメージを払拭するが如く、ややロマンチックな話題で「綾瀬千早」についての所感、お開きとさせていただきます!!

 

ははは(笑)